コバろぐ

社会人ブロガー頑張る

スズメバチとの闘争の記録とアナフィラキシーショックについて

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

★Kindle本は安く買おう→【お買い得】現在進行形のKindleセール情報!【随時更新】


どうも!コバヤシです。

昆虫界最強のスズメバチ(でもオニヤンマには食われる)ですが、怖いですよね。

オオスズメバチ Vespa mandarinia 働き蜂 細部にまでこだわった展翅標本 標本箱なし スズメバチ ハチの標本 Giant Hornet

 そのデカさとフォルムは割とカッコイイんですけど、やっぱり刺されるとヤバい。死亡する場合もありますから、注意が必要です。

そんなスズメバチ相手に、ぼくは通算で2勝1敗の成績を残しています。今回は、その激闘を記します。

ムシが嫌いな人、殺生が嫌いな人には不愉快な記事になるかと思います。そういう方は、できれば別の記事を読んでいただきたい。

第1回戦 一撃必殺

あれは、中学3年生のときでした。

学校の休み時間、ひとりで席に座ってボケッとしているといきなり耳をつんざく悲鳴が!何だ何だと見てみると、女子たちが半狂乱で叫んでいました。その中にぼくが好きな子はいなかったので「ほっとこ」と思ってまたボケッとしようと思ったとき、今度はハッキリと聞こえる叫び声が。

「スズメバチやー!!!!」

ぼくは小さい頃から虫が好きで、冒頭で述べたようにスズメバチのことはカッコイイと思っているところがあるので見に行くことにしました。

すると、ちょうど窓の桟(窓枠)の端っこにデッカいスズメバチの姿が。そのスズメバチは、まるでぼくを挑発するように頭をコチラに向けて触覚を動かしていました。

ぼくはゴキブリですら必要がなければあまり叩き殺したりしないので、このときも別に何もする気はありませんでしたが、女子たちが言うのです(ていうか、他の男どもはなんてだらしなかったんだろう。遠まきでした)。

「早く!早く何とかして!」

仕方がない、せかしてくる女子の中にぼくの好きな子は相変わらずいなかったんですけど、そしてスズメバチには申し訳ないけど、ぼくは何とかすることにしました。

スズメバチはちょうど窓枠の右下に枠を跨ぐかたちで触覚を動かしていました。窓をしめるとちょうど胸の部分にあたるくらいだろうか、ぼくは窓を閉めてみることにしました。

逃げないように、勢いよく窓をバーーーーン!!!!!と閉めました。窓は見事にスズメバチをしとめました。しとめましたが、キレイに頭部がちぎれて教室内に落ちました。頭だけが床でワシャワシャ動いてます(マジで頭だけで結構元気に動きまくるんです)。

「キャ亜pら絵jjjjjjzhpうぇjzlぎgrじゃzぴ!!!!!!!!!!!」わけのわからない悲鳴を上げて逃げ惑うクラスメイトたち。ぼくは、スズメバチの頭ごときで大げさな、と思いつつそれを拾い上げ、観察しました。「カッコイイ…」。

ぼくはそれを筆箱の中に入れておいたのですが、そのスズメバチの頭、丸1日ワシャワシャ動いていましたよ。

スズメバチの生命力ってものすごいんですね、ということでこれが初戦の勝利の話。

第2回戦 学校での死闘

中学のときはバスケ部で、高校でも続けるつもりでしたがヒザをやってしまってドクターストップがかかり、高校時代はぼくはやむなくとある文化部に所属していました(何部かは恥ずかしくていえない)。

そんな部活動の部室で、第2回戦の機会はやってきました。

今は学校でもエアコンが完備されてるところは珍しくないですが、ぼくらが高校生のころなんてそんなモンはもちろんなく、夏は窓全開でなんとか涼をとっていたものでしたが、そのときもそうでした。

すると、窓からおもむろにスズメバチが飛び込んできたのです。

「キャg派jrげぽいh@えりgtsptgrjsぽ!!!!!」他の部員はやっぱりわけのわからん悲鳴をあげて逃げ惑うわけですが、平気そうなぼくを見つけるとやっぱり「何とかしろ早く早く早く早く!!!!」というんです。そしてひとりのバカが窓を全部閉めやがるんです。開けときゃそのうち出て行くだろうに、閉じ込めたからしとめろというんです。

仕方がない、何か無いかと周りを見回すと、部員のひとりが持っていた肌に直接吹き付けるタイプの虫除けスプレーがありました。吹き付けとけば寄ってこないヤツなら直接吹きかければ強烈に効くんじゃないかと思い、それを持ってスズメバチにシューーーーーーッ!

き、効かねぇ!!!!

何度吹きかけてもスズメバチの勢いは止まりません。それどころかスプレーを吹き付けたぼくにターゲットを絞って明らかにぼくを刺そうと飛んできてます。

ぼくは咄嗟にさっきまで読んでいた日本史の教科書を手に取り、真っ直ぐ飛んでくるスズメバチに狙いをさだめ、勢いよく教科書をフルスイングしました。

パーーーーーン!!!!!!と乾いた破裂音が鳴り、スズメバチは床に落ちました。ちなみに、飛んでる虫を飛んでるまんま叩き落すのは今でも得意です。

さて、スズメバチはしかしワシャワシャ動いています。ほっておいたら確実にまた復活する。そこでぼくはワリバシを使ってスズメバチを抑え込み、例の虫除けスプレーを至近距離から中身がなくなるまで吹き続けました。

スプレーの中身がなくなってもまだ弱弱しいとはいえ動いているスズメバチ。ぼくはワリバシでスズメバチをヒョイとつまみ上げ、窓の外にポイしました。

これが2勝目のときの一部始終です。

第3回戦 奇襲攻撃

さて、最終戦です。そのときが来たのは、大学の入学式の日でした(2浪ののち)。その日は入学式に出席したあと、当時付き合っていた彼女とデートをする予定でした。そしてその日は、4月とはいえエライ暑い日でした。

パリッとスーツを着てクソつまらん入学式に出席したあと、急いで電車に飛び乗り彼女との待ち合わせの駅へ。時間通りに落ち合い、歩くことしばし。暑い、とにかく暑い。ぼくは上着を脱いで片手に持っていました。

しばらくデートを楽しんだ後休憩でベンチへ座ることになり、座ってスーツの上着は脇へ置きました。

ウダウダとジュースなんぞを飲んだり会話を楽しんでたりイチャイチャイチャイチャしばらくしていたら夕方になり、さて今日は帰りますかということになりました。幾分か涼しくなったこともあり、手に持つのもメンドクサイのでぼくは上着を着ることにしました。

上着に袖を通し、さて決まった、と思ったらいきなり左肩に激痛が!デッカい注射を打ったときのような激痛が!

「イッターーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

叫んだぼくが半狂乱になり見てみると、スーツの内側からデッカいスズメバチが「よっ!仲間の仕返しにきたで」といわんばかりにゴソゴソ出てきてそのまま飛び去っていきました。

クソ!やられた!

スズメバチのヤローに初の負けです。しかも完敗。チクショー!!!

スズメバチに刺されたら2回目が危ない!

以上がぼくとスズメバチの激闘のすべてなのですが、それでぼくは気になっているのです。よくスズメバチに刺されたら2回目に死ぬっていうじゃないですか。ぼく1回刺されたじゃないですか。次刺されたら死ぬの?

そんなことが気になって夜も眠れません。なので調べてみました。

2回目危ないよ

本来、スズメバチの毒には人を殺すような強い力はありません。じゃあなぜ2回目が危ないといわれるのでしょうか。年間十数名の犠牲者が出ちゃってるのはなぜなのでしょうか。

アナフィラキシーショック

ハチに1度刺されるとハチの毒に対して体の中に抗体が出来るのですが、次に刺されるとこの抗体が過剰反応を起こしてアナフィラキシーショックを引き起こすのです。

アナフィラキシーショックとは、簡単にいうと自己防衛の暴走です。この状態に陥ると短時間に全身に症状が表れます。

じんましん、腹痛、下痢、嘔吐、めまい、呼吸困難、血圧低下、これらが一気に短時間に襲ってきてひどいときには死に至る、というわけです。怖いですね。

ど、どうすればいいの?

応急処置としてはステロイド注射などが有効とされています。処方箋がもらえればエピペンという注射薬がもらえるのでこれを注入するのも良いらしいです。30分以内にアドレナリンを投与できれば助かるともいいますね。

しかし、まずは2回刺されないようにしなければ。

最後に

次、刺されたらぼくは死にます。スズメバチこわい。

もし4戦目のときがやって来れば、負けるわけにはいかないのです。

 

ではまた。