アラフォーのオッサンなら、子供の頃『タイムボカン』シリーズは観てたでしょう。タイムボカンからイタダキマンまで全て観た!という人も珍しくないはず。
そして、タイムボカンシリーズと言ったらその個性的な主題歌とエンディング、そして挿入歌。
その全てを手掛けた山本正之さんはもう天才と言うほかないのですが、今回はそんなタイムボカンシリーズの楽曲をすべて堪能できるCDをご紹介したい。
タイムボカン名曲大全
タイムボカンからイタダキマンまで、すべてのシリーズ作品の主題歌とエンディング、挿入歌が全て収録されています。
しかも山本正之さん自ら楽曲解説するブックレット「タイムボカン名曲辞典」と、イラストとエッセイがてんこ盛りの「タイムボカン学習図鑑」が付いててお得でした。
高校生の頃購入してサルのように聴いてたなぁ。
『タイムボカン名曲大全』の楽曲を駆け足で振り返る
タイムボカン
タイムボカン
それゆけガイコッツ
チュク・チュク・チャン
ペラ助のぼやき節
花ごよみ
うしろすがた
記念すべきシリーズ第一作ですが、エンディングに悪役が起用されるのはアニメ史上初だとか。特撮だとあるんだけどなぁ。個人的にはオープニングの歌詞の言葉選びがたまりません。
ヤッターマン
ヤッターマンの歌
天才ドロンボー
ヤッターキング
ドロンボーのシラーケッ
おだてブタ
ドロンボーのなげき節
ドクロベエさまに捧げる歌
ヤッターマン・ロック
ヤッターキングが出てきてから主題歌が変わったため、オープニングが2つある。2つめの「ヤッターキング」の疾走感が好きです。おだてブタは皆さん覚えてるでしょ。
ゼンダマン
ゼンダマンの歌
これまたアクダマン
ゼンダライオン
わすれっこなしよ
とんでもニャー猫ニャラボルタ
ムージョ様のために
サイバンマシーンとアクダマン
救援メカのうた
新ゼンダライオンの歌
ゼンダライオンが出動するときの歌「ゼンダライオン」は、歌詞の中に子供の名前を入れ込むところがあって、そこに入れる子供を視聴者からの応募で決めてたりした。画期的。また、ゼンダライオンの声を山本正之が担当していて、ゼンダライオン本人が歌いながら出動しているテイとなってて良い。
オタスケマン
オタスケマンの歌
アーウー・オジャママン
進め!タイムパトロール隊
がんばれオジャママン
ハレー彗星(ゲキガスキーのテーマ)
オタスケマンかぞえ唄
「キラッキラッキラッキラッスタースター♪」で始まるこのオープニング超好き。オジャママンの口癖「アーウー」は、当時の大平正芳総理大臣の口癖からとられた(記者会見とかで何かしゃべる前にいつも「あー」「うー」とか言ってて「アーウー宰相」とか呼ばれてた)。
ヤットデタマン
ヤットデタマンの歌
ヤットデタマン・ブギウギ・レディ
翔べ大馬神
ディスコ・ダイゴロン
空からブタが降ってくる
ミレンジョ・ララバイ
OH!ハッピネス
ここからヒーローひとりとなったシリーズですが、山本正之節は健在。エンディングの「ヤットデタマン・ブギウギ・レディ」に出てくる「横綱」は当時横綱となった千代の富士(現九重親方)のことです。それがあってダイゴロンというメカも出てきた。シリーズ屈指の名曲「空からブタが降ってくる」は必聴。歌詞も曲も良すぎ。
イッパツマン
逆転イッパツマン
シビビーン・ラプソディー
トッキューザウルスの歌
嗚呼!逆転王
歌舞伎をモチーフにしたこの作品の雰囲気にピッタリなオープニングと、シリーズ一の名曲(ぼく調べ)「シビビーン・ラプソディー」に尽きる。カラオケでこれだけは歌うんです。
イタダキマン
いただきマンボ
どびびぃ〜んセレナーデ
オチャカ校長のテーマ
我らがイタダキマン
途中で打ち切りとなりそのままシリーズ自体が終わってしまったり、山本正之が歌わなくなったり、絶対何かあったでしょ!としか思えませんが、そんな中、エンディングの「どびびぃ~んセレナーデ」が山本節ってカンジでイカす。オープニングの「いただきマンボ」は声優の田中真弓さんが歌っているため、今聴くとクリリンあるいはルフィが歌っているように聴こえます。
『タイムボカン名曲の夕べ』
こっちはあとからリリースされて、上記の楽曲に加え、TVシリーズ終了後制作されたCDとOVA企画に使用された楽曲3曲が収録されているようです。
最後に
それにしても、山本正之という人はスゴい。
それぞれの作品とその登場キャラクターの特徴を捉え、それを曲にしていくなんて、他のひとには出来なかったんじゃないでしょうか。だから、オープニングとエンディング以外の曲もちゃんと聴けるんですよね。
皆さんも子供の頃聴いていた、懐かしの曲を聴いてみてはいかがでしょう。